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□ あなたにも読ませたい、この一冊。 □
□ #002 2008.09.14 □
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4年に一度のオリンピックに沸いた夏が過ぎて一月弱。
蝉の声も少なくなり、いよいよ秋の薫りがしてきましたね。
読書の秋、なんて昔から言われていてそんな雰囲気も確かにありますが、
秋に限らず本を読む習慣はいつでももっていたいものです。
生活の中で自然に読書できる、そんな余裕ある生活が理想ですね。
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□ あなたの「思考」の価値は・・・? □
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「思考する」という行為は何の心得もなくできるけれど、
如何にそれを行うかによってその値打ちは珠にも石にもなってしまいます。
思考やその先にあるものの価値や可能性は無限大であり、
現象に意味づけをし結びを論じると同時に、創造を起こす源にもなり得ます。
私たちは、考えるということをあまりに無策に、無意識に行っているけれど、
それではそこから生み出されるものに大きな価値を望むことはあまりに儚く、
いつ来るかもわからない待ち人を半ば諦め気味に待つことに等しいでしょう。
しかし、思考すること、考えることそれそのものに着目し、
それへの取り組み方や挑み方、扱い方に特に注意を払えば、
それだけで、私の思考もあなたの思いも、
今よりもっと大きな価値を生み出すのではないでしょうか?
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□ 思考の整理学 □
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"思考の整理学"
これは20年以上前に書かれた本で、
何度となく版を重ねてベストセラーになっている名著です。
(ベストセラーに定義があるかどうかは知りませんが)
なにやら最近ちょっと注目されていたようで、
書店で平置きされていたり目立つ棚に置いてあったりしていました。
僕もそれでこの本を手に取ったわけです。
本書で書かれていることは20年経った今でも色あせた感がなく、
普遍的なことを経験に裏付けながら述べています。
おおまかに説明すると、考えることに関わること全般に触れられており、
考えの醸成方法、忘れるということの意義、整理の仕方が書かれています。
しかしながらこれはいわゆるノウハウ本ではなく、
考えることへの取り組みの姿勢を示してくれるものです。
特に興味深いのが、「時の試練」と「すてる」という項目。
"時の試練"とは時間経過による風化、すなわち忘却のことであり、
忘却のふるいをくぐりぬけたものが価値をもつ。
そして、私たちはとかく知識を集めがちですが、
集めすぎた知識は重量オーバーであり逆効果になってしまうため、
軽量化のために捨てて整理する必要がある、と説かれています。
こここそが本のタイトルが示す「整理学」たる部分であり、
思考の整理とは忘れることである、という本書の主張を表しています。
この本を読むと読まないとでは、後の人生の価値や密度が大きく異なる。
そう思えるほどの内容でした。
どんな職業の方でも一度は本書の内容に触れておくと良いと思います。
きっと、価値観ならぬ「思考観」が変わる、いや目覚めるでしょう。
思考するという行為が生涯をともにするものであるならば、
思考することとその時間を大切にし、そして楽しみたいものです。
■ 思考の整理学
著者 :外山滋比古(とやましげひこ)
発行 :1986/4/24
価格 :\546(税込)
出版社:筑摩書房
Amazon:
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□ 編集後記 □────────────────────────────
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春から夏にかけての昂りはやる気持ちも落ち着きを得て、
じっくり挑みしっとりと想う日々が似合う季節になりました。
涼しく過ごしやすいこの時期を悠然と暮らすことで、
心にゆとりを作り、受け皿としての自分の器を大きくしたいと思います。
自分らしさを極めることが大切だと感じはじめた夏の終わりでした。
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□ タイトル :あなたにも読ませたい、この一冊。 □
□ 発行者 :おーか □
□ 発行者サイト:http://www.luglio6.com/ □
□ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ □
□ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000258252.html □
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